温故創新の家


京都は多くの伝統文化が生きている国際観光都市です。
そして古くから都として栄えた交流都市でもあります。
現代でも社寺を始め民家などの建造物が残され、京都人の生活様式や気質が培われてきました。
そして急激な文明の進化によって、住宅の性能やデザインにも変化がもたらされようとしています。

「温故創新の家」では、単に京都らしさの形を継承するだけではなく、
交流都市としてのもてなしの心と同時に、排他的であるとも言われる京都人の気質をデザインしています。
家族の中心を守り、様々な関係の客をもてなす奥行きを、2つのリビングに代表させて計画しました。

伝統を受け継ぎながら、未来の京都人を生み出す京都の家です。

「温故創新の家」コンセプト

 都として栄えた京都には、都市としての気質が培われました。各地からの客人を迎える包容力と、日本の中心としての気高さの表裏を合わせ持つのが京都人の気質の根源です広く穏やかにもてなしながら、自分の領域を保持します。
 また盆地特有の夏の蒸し暑さと、冬の底冷えに対しても、住宅性能を基本にパッシブな環境対策を加え、さらにライフスタイルによる寒暑対策を提案しています。

間取り図

  • 1F 87.77㎡
  • 2F 84.05㎡
  • LOFT 37.67㎡

    延床面積/209.49㎡

 京の町家には、現代に取り入れても十分に通用するデザインがあると思います。古いものを学ぶことは大切です。しかし、単にデザインを模倣しても心が通じなければ残されてゆくものにはなりません。残されてきたハードを見て学ぶのではなく、京都人の気質というソフトを見て学び、その気質を受け継ぐ現代の新しい空間を創造することに挑戦しました。

 開発にあたり、京都人の気質を深く知るための議論を繰り返しました。むしろ京都以外の関西・関東の人が入ることで気づかされることがありました。「排他的」という負の 言葉を受けいれることが、デザインをまとめ上げる契機です。そして「排他的」だからこそもてなしを気遣う心が京都の古い町家に残されてきたことを発見し、その表裏の気質を現代住宅への提案として2つのリビングへとまとめました。

 表裏を受け止めた2つのリビングを、快適さを求めることの多い現代住宅に活かすために、夏リビングと冬リビングとしての機能を追求しました。襖を御簾に変えるように、家の中を移り住む新しい住まい文化は、ライフスタイルによる省エネ対策になります。さらにコミュニティとの絆を生み、自分のやりたいことを見つめなおす空間など、住まいづくりの奥行きをさらに深める事に繋がっています。

写真ギャラリー

 「温故創新の家」では、単に京都らしさの形を継承 するだけではなく、交流都市としてのもてなしの心と同時に、排他的であるとも言われる京都人の気質をデザインしています。家族の中心を守り、様々な関係の客をもてなす奥行きを、2つのリビングに代表させて計画しました。

 京都人には、もてなしの気持ちがあります。家族以外の人との接点を、玄関・玄関土間待 合・土間リビング・上り框・畳座敷・家族リビングと多段階に奥深く受け止められるようにデザインしました。人や用途に合わせて接し方と空間を調整し、話の内容も変わります。さらに奥の間になるほど、京都の文化だけに縛られない自分の個性を発揮する場になります。

平成の京町家プロジェクト

京都市HP(京都市情報館-まちづくり-)

京都市市民会議では、具体的な検討テーマのひとつとして「平成の京町家」を掲げ、京都の木造文化ひいては生活文化を象徴する京町家の伝統と知恵を受け継ぎながら,先端の環境技術を融合させた新しい京都の住宅モデルの開発と、その普及促進策について検討されました。現在、平成22年8月5日に設立された「平成の京町家コンソーシアム」と連携して、「平成の京町家」を普及・促進させる施策を進めています。

※文/京都市情報館HPより抜粋
平成京町家コンソーシアム
平成の京町家コンソーシアムHP

「平成の京町家」の供給及び普及を担う京都の事業者及び団体,学識経験者,行政等が,英知の結集と協力・連携体制の強化を図ることにより,「平成の京町家」の普及及び流通の促進と更なる研究開発を進めるとともに,広く市民に情報発信することを目的として活動しています。

※文/平成の京町家コンソーシアムHPより抜粋
平成の京町家リヴモデル住宅
(株)リヴ平成の京町家の案内HP

現代の日本の住宅をみると20年、30年で消費しているのが現状です。しかし、日本には木造建築で地区300年以上経過した建物が数多く今尚 残っています。 リヴでは、住宅寿命年数が世界で一番短命といわれるこの日本の住宅を改めて検証し長く住み継ぐ住まい「200年住宅・平成京町家」を完成しました。 歳月を経るごとに趣(おもむき)と品格のある住まい、いつまでも美しい家。それがリヴの「200年住宅・平成京町家」です。

※文/リヴ平成の京町家の案内HPより抜粋
概要

“温故創新の家”
京町家「京都千年の住まいの知恵」


Produce
株式会社リヴ 代表取締役 波夛野 賢
LiV Co,.ltd President HATANO Satoshi

Designer
株式会社リヴ一級建築士事務所 代表 市川 宣広
LiV design office Co,.ltd President ICHIKAWA Nobuhir

IN
京都市下京区河原町塩小路
(KYOMO住宅展示場内)